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米価株価バブルの崩壊が医療過誤保険の保険料に波及


 医療過誤保険の保険料の大幅引き上げが、アメリカの開業医、病院に大きな衝撃を与えている。2002年の引き上げ幅は実に50〜100%。訴訟が多い産科では産科を廃業する病院や、専門領域を変更する産科医が急増し、問題になっている。
 医療過誤保険を売り出している民間保険会社の多くは、医療過誤訴訟件数の増加と慰謝料の高騰が保険料引き上げの理由と説明している。しかし、訴訟件数の増加以外にも保険料を引き上げねばならない事情が保険会社にはあるのだ。
 アメリカの株価バブルが崩壊した2000年以降、保険会社の株式投資による収入は大幅に減少。財政状況が悪化したために、保険料引き上げで穴埋めしているのではないかとの憶測を呼んでいる
 (アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション紙より)


 
 保険料の高騰は全米的な現象であり、1970年代中期(第1次)、80年代中期(第2次)に続き、現在、米国の医療界を第3次の医療過誤危機(Malpractice Crisis)が襲っているのではないかと言われている。
 医療過誤訴訟の件数の増加と賠償金の高額化は日本でも着実に進行しており、現在進められている弁護士業務の自由化等によりMalpractice Crisis に襲われる日が来るかもしれない。将来の危機に備えるために、対処方法を検討しておく必要があるだろう。