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医療のための質マネジメント基礎講座のご案内

(社)日本品質管理学会、医療の質・安全部会で以下の通り講座を開催しますのでご案内します。お問い合わせ先については医療の質・安全部会ホームページをご覧下さい。

とある医師がこんな風に言いました。「私も昔だったら、標準化と言われたら反発したかもしれない」と。つまり、標準化というと何か制約がかかる、自分の創意工夫が発揮されないというイメージがあるのです。しかし、(中略)「標準化できるものは標準化しておけばよい。つまらないことに頭を使わない。もっと難しいものはたくさんある。全てが標準化できるわけではない。例えば患者さんで言えば、同じような病気であっても少しずつ違うから、この患者さんには特別な対処が必要だ、等の判断が要求される。その時に頭を使えばよい。普通に誰もができることは標準化すればよい」という風に考えが変わってきたようです。

(スペシャリストに聞く第8回:「品質管理の視点で捉えた医療事故の防止」(棟近雅彦)より抜粋


医療のための質マネジメントの基本概念、手法等を学んでいただくために、標記セミナーを開講いたします。医療者はもちろん、医療者以外の方も医療の質マネジメントに興味のある方を対象としています。1回ごとに独立なテーマですので、1回だけの受講も可能です。興味のある方はぜひお申し込みください。

■スケジュール等

開催日時 テーマ 講師
第1回 2009年8月30日(日)
9:30〜12:30
質マネジメントの基礎
−『医療の質用語事典』を読み解く−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
質、改善、マネジメントなど、質マネジメントを理解するために必要な基本的な用語、考え方を解説します。
第2回 2009年8月30日(日)
13:30〜16:30
医療の質マネジメントシステム(QMS)
−QMSモデル,ISO9001,医療機能評価−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
質マネジメントシステム(QMS)とは何かを解説し、そのモデルであるISO9001、TQM、医療機能評価によって、どのようなQMSが構築できるのかを解説します。また、実際の病院での事例も紹介します。
第3回 2009年9月12日(土)
9:30〜12:30
POAM(業務プロセスに注目した与薬事故分析手法)
−プロセス指向,レポートの書き方と分析方法−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
博士課程 佐野雅隆
インシデント分析手法の中でも、プロセスすなわち業務手順の改善に焦点を絞った分析手法であるPOAMを解説します。また、演習を行ってPOAMの理解を深めます。
第4回 2009年9月12日(土)
13:30〜16:30
インシデント分析と対策立案
−エラープルーフの活用,対策立案と実施−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
インシデント分析の中でも、特に対策立案に焦点を絞って解説します。主に業務手順、方法の改善を取り上げます。人がなるべくエラーは起こさない工夫であるエラープルーフを活用する方法、よい作業標準を作る方法などについて解説します。
第5回 2009年9月13日(日)
9:30〜12:30
転倒転落事故の防止
−転倒転落事故防止の考え方と分析方法の演習−
東京大学大学院工学系研究科
特任助教 加藤省吾
転倒転落事故は、様々な対策がとられてきましたが、なかなか減少しないのが現状です。これまでの取り組みを概括した後に、新たな転倒転落事故防止モデルを紹介します。また、このモデルを実現するツールを用いた演習も行い、理解を深めます。
第6回 2009年9月13日(日)
13:30〜16:30
医療安全管理システム
−組織的医療安全の推進−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
病院医療安全管理者
医療安全を組織的に進めていくために必要な体制、仕組みについて解説します。また、先駆的に取り組んできた病院の医療安全管理者の方に、事例の紹介と運営上の課題等について話ししていただきます。
第7回 2009年10月3日(土)
9:30〜12:30
PFC(Process Flow Chart)を用いた医療プロセスの標準化(1)
−PFCの作成方法,診療PFC・看護PFCの実際−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
助手 金子雅明
業務改善を進めるには、現状の業務方法を可視化して検討可能にすることが大切です。業務の可視化の一方法であるPFCの作成方法、活用方法、意義について解説します。特に、病院での主要業務である診療業務、看護業務のPFCを中心に説明します。
第8回 2009年10月3日(土)
13:30〜16:30
PFC(Process Flow Chart)を用いた医療プロセスの標準化(2)
−PFCの作成方法の演習と活用の実際−
早稲田大学理工学術院
助手 金子雅明
東京大学大学院工学系研究科
博士課程 下野遼子
PFCの作成に関する演習を行います。また、PFCを内部監査や改善にどのように活用するのか、演習を通じて学びます。
第9回 2009年10月4日(日)
9:30〜12:30
医療における文書管理
−文書体系とその活用方法−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
助手 金子雅明
QMSを効果的、効率的に運用するには、手順書、規定、記録、帳票などの文書を管理していくことが不可欠です。病院においてどのような文書類を作成すればよいのか、それらをどのように活用し、管理していけばよいのか、医療における文書管理について解説します。
第10回 2009年10月4日(日)
13:30〜16:30
問題解決法と改善の進め方
−QCストーリー,QC七つ道具,新QC七つ道具−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
助手 金子雅明
課題、問題を解決するための手順を、一般的にまとめたものを問題解決法と呼びます。代表的な問題解決法であるQCストーリーについて解説し、問題解決に使われるツールも紹介します。病院でどのように問題解決や改善を行っていけばよいのか、具体的な例も紹介しながら解説します。
第11回 2009年11月7日(土)
9:30〜12:30
患者状態適応型パスシステム(PCAPS)の基本(1)
−PCAPSとは−
東京大学大学院工学系研究科
特任教授 水流聡子
患者状態適応型パス(PCAPS)は、患者の状態に応じてルートを変えていく新しい形のパスです。既に実用化に向けての試用も始まっています。このパスの基本的考え方、活用方法等の基本について解説します。
第12回 2009年11月7日(土)
13:30〜16:30
患者状態適応型パスシステム(PCAPS)の基本(2)
−PCAPS活用の実際−
東京大学大学院工学系研究科
特任教授 水流聡子
PCAPSは、単なるパスではなく、臨床知識の構造化のためのツールであり、また医療情報システムの新しい形を提供します。PCAPS電子化統合システムの概要と、プロトタイプについて紹介します。
第13回 2009年11月8日(日)
9:30〜12:30
KYT(危険予知活動)と5S活動
−現場の基礎を強化するKYTと5Sの実践方法−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
修士課程 梶原千里
危険に対する感度を上げる訓練であるKYTの実施方法について、演習を交えて解説します。また、5S(整理、整頓、清潔、清掃、しつけ)の意義、推進方法についても解説します。いずれも、現場の能力、意識向上のために有効な活動です。
第14回 2009年11月8日(日)
13:30〜16:30
QMSの導入・推進方法
−導入・推進の実際,教育体系,組織的改善−
早稲田大学理工学術院
教授 棟近雅彦
助手 金子雅明
QMSを実際に組織に導入するには、種々の工夫が必要です。職員に対する教育も不可欠です。QMSを導入・推進するために必要な仕組み、工夫、仕掛け、そして必要な教育体系について解説します。また、実際の導入・推進事例を病院の推進責任者の方に紹介してもらいます。

■会場

第1回〜第10回 早稲田大学西早稲田キャンパス(旧大久保キャンパス)62号館
第11回〜第14回 (財)日本科学技術連盟東高円寺ビル2F講堂

■受講料

1回あたり 14回通し
JSQC正会員・部会員 5,000円 60,000円
JSQC正会員・非部会員 7,000円 84,000円
JSQC非会員 15,000円 180,000円