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「独立行政法人国立病院機構の新たな取り組みと今後の方向」 |
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財団法人医療関連サービス振興会が主催する月例セミナー「独立行政法人国立病院機構の新たな取り組みと今後の方向」が、平成16年12月15日(水)、都内で開催された。講師は、独立行政法人国立病院機構、管理担当理事の樋口正昇氏。
「安心で質の高い医療の提供」など、医療安全に関する取り組みとして紹介されたところを、抜粋してお伝えする。
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国立病院機構の運営については、厚生労働大臣が中期目標を作成し、これをふまえて法人が中期計画(平成16年4月〜平成21年3月の5年間)を作成している。この中には、サービスその他業務の質の向上に関する事項がある。その大きな3本柱は下図の通りである。
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サービスその他業務の質の向上
| 臨床研究事業 |
診療事業 |
教育研修事業 |
- EBMのためのエビデンスづくりの推進、診療ガイドラインの作成・改善
- ネットワークを活かした迅速で質の高い治験の実施
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- 患者の目線に立った安心できる医療の提供
- 質の高い医療の提供
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- 質の高い医療従事者の養成
- 地域医療に貢献する研修事業の充実
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計画に基づいて、これまで行った、あるいは今後行うことを予定している具体的な取り組み事例としては次のようなものがある。
(患者の目線に立った安心できる医療の提供)
○顧客満足度調査の実施
現在全病院で、入院・外来患者に調査を実施している。調査項目は、入院患者の場合以下のようなものである。これらの結果を一覧表にして翌年の改善に役立てることとしている。
- 入院する前の医師の説明について
- 入院の手続きについて
- 医師の態度・言葉遣いについて
- 看護師の態度・言葉遣いについて
- トイレや浴室の環境について
- 廊下、階段、エレベーターなどの利便性について
- 入院中の食事について
- 退院時の説明について
○セカンドオピニオン制度の実施
全144病院のうち、現在までに窓口が設置されているのは31病院、実際に利用があったのは13病院。今後は77病院に窓口を設置する予定である。ちなみに、最も利用が多いのは、悪性腫瘍。他に小児科、神経系疾患、神経難病、心身症の分野の相談も多い。
(質の高い医療の提供)
○臨床評価指数の開発
この指数により病院が医療にどれだけ貢献したかを評価し、最終的には職員の給与にも反映させる。
(指数の一例)
- 患者満足度調査の実施
- 一般病床の平均在院日数
- 合併症の発生率
- 救急患者の受け入れ数
- 小児難病患者の受け入れ数
- 患者紹介率、逆紹介率
- 医療安全管理者及び医療安全推進担当者の配置
- 職員に対する医療安全に関する研修の実施
- 医療事故報告件数
- 院内感染
- 地域との連携
- ホームページアクセス数 等
○政策医療の適切な実施
機種の新旧で仕様にバラツキがある人工呼吸器などは事故の原因になる。企業と一緒に標準的な機器を開発していくことを考えている。
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(新潟県中越地震においての取り組み)
- ○迅速な対応(10月23日18時地震発生)
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- 23日19時:体制整備指示
- 23日21時:災害医療センター医療班2班新潟へ機材等を持って出発
- 24日06時:診療開始
- ○国立病院機構をあげての組織的・継続的活動
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- 小千谷市において21日間:14病院17医療班が連携を取って順番に診療
- 川口町を中心に29日間:20病院24医療班連携を取って順番に診療
- 西新潟中央病院が東小千谷小(20日間)及び厚生連魚沼病院(看護師・栄養士、7日間)を診療
- 新潟病院が「子供の健康相談チーム」活動中
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