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「日医医薬品併用禁忌データベース」構築

 日本医師会は日医総研の協力を得て「日医医薬品併用禁忌データベース」を構築しました。
これは約4万件とも言われる併用禁忌の組み合わせを提供するものです。

 医療の現場では、複数の医薬品を同時に処方し使用されることが多くあります。しかし、特定の医薬品の組み合わせによっては人体に有害な作用を起こすこともあります。これを相互作用といいます。相互作用の多くは、薬効を相殺してしまう、相互に薬効を増強させてしまう、全く別の有害物質を生成してしまう等が原因となり引き起こされます。このように、同時に使用できない薬剤の組み合わせを「併用禁忌」といいます。
医療用医薬品添付文書には併用禁忌情報が記載されていますが、文中に曖昧な記述が散見されたり、解釈に個人差が生じたり、相手薬剤を特定できないといった問題点があります。また、どれほど経験・訓練を積んだ医師・薬剤師であっても、医薬品同士の組み合わせをあまねく記憶し適切に照合するのは不可能です。

 相互作用は、図1のように自薬剤と相手薬剤の双方に対称的に記載されているのが理想です。
しかし、現実には図2,図3のように相互作用の記載が非対称的になっていたり、薬剤をグループやカテゴリで指し示す表現が多く見られます。これらのケースが現状の添付文書の持つ曖昧さの原因になっています。本データベースは、こうした問題点の解消に向けて、添付文書を目視で調査分析し、製薬企業へ個別に問い合わせを行った上で作成されました。今後日医では、新たに販売開始される医薬品情報も盛り込み、内容をさらに充実させる予定です。



  ※製薬企業に個別問い合わせを実施

 安全に医薬品を使用するためには、併用禁忌の情報が迅速かつ正確に獲得される医療情報環境を整える必要があります。そのためには基本となる正確な併用禁忌データベースが存在する必要があります。

 尚、本データベースは日本医師会が開発する公開ソフトウェア(略称「日医IT」)として「日医オープンソース使用許諾契約(第1.0版)」に基づいて提供されます。
詳しくはこちらをご覧下さい(http://www.orca.med.or.jp/tec/heiyoukinkidb/heiyoukinkidb.html)。