書籍情報:最新記事

医療安全の参考になるような書籍、おすすめ本等を紹介しています。

2017年2月14日
京大病院 院内事故調査の指針-医療安全管理部における対応の実際

今回は、京都大学医学部附属病院医療安全管理室室長・病院教授である松村由美先生編著の「京大病院 院内事故調査の指針」をご紹介します。 本書は、「医療事故調査」の実際の流れを具体的に理解できる、というコンセプトで作成されたもので、京大病院の院内指針をあえて一般向けに記述し直すことをせず、そのまま公開し...

2016年11月28日
患者安全 原書第2版

今回は、千葉大学医学部附属病院医療全管理部の教授である相馬孝博先生が翻訳した「患者安全」をご紹介します。 本書は、イギリスのCharles Vincent教授単著の偉業であり、患者安全を「学」とした集大成です。Vincent氏は、心理学者として英国NHS(National Health Servi...

2016年1月 7日
レジリエント・ヘルスケア

今回は、大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部部長であり、病院教授である中島和江先生が翻訳した「レジリエント・ヘルスケア-複雑適応システムを制御する-」をご紹介します。 本書は、レジリエンス・エンジニアリングの概念と手法をヘルスケアの分野の課題に応用する「レジリエント・ヘルスケア」の全...

2013年5月16日
「話を聞かない医師 思いが言えない患者」

今回は、東京医科歯科大学大学院循環器内科教授である磯部光章氏の「話を聞かない医師 思いが言えない患者」をご紹介します。 昏睡状態に至った患者の家族に「時間の問題だ」と宣告したところ、「気功師を連れてきたい」という申し出を受けたこと。失神で搬送されてきた女性に、植え込み型除細動器の手術を勧めたところ...

2012年4月 4日
「事務ミスを防ぐ知恵と技術 −不祥事の未然防止と職場活性化のために—」

読者から事務局にご提供いただいた書籍をご案内します。 本書は、業種を問わず、事務に関係する方に役立つ内容となっています。医療界でもカルテ、投薬など事務作業が関連する場面はたくさんあります。

2012年3月13日
「医者は現場でどう考えるか」

今回は、ジェローム・グループマンの「医者は現場でどう考えるか」をご紹介します。著者は30年間医師をしていますが、本書を書いて、患者や患者の家族またはその友人が、医療ミスを招く認識エラーの連鎖から守ってくれるかけがえのないパートナーであることに気付いたと言っています。 臨床医としてどのように考えるべ...

2011年11月22日
「命を支える現場力−安全・安心のために実務者ができること—」

読者から事務局にご提供いただいた新刊をご紹介します。 著者の「安全研究会」とは、現在、鉄道、航空、船舶、電力、医療、大学などの実務者や研究者を中心に約100名の会員からなる「会社や業界の垣根を超えて安全について情報を交換し、一緒に考えるネットワーク」とのことです。 本書には、この研究会のメンバーが...

2011年11月14日
「安全学入門」「なぜ、製品の事故は起こるのか」

今回は、読者から事務局にご提供いただいた書籍2冊をご紹介します。 「安全学入門」は、安全学の基礎、くらしの中のリスク、事例にまなぶ安全・安心、のⅢ部構成となっています。2009年の発行ですが、地震対策についても記載されています。その他、機械製品、化学物質、食品など種々の安全問題に対し、それぞれの専...

2011年5月30日
「患者の権利と医療の安全」

今回は、樋口範雄教授と児玉安司弁護士のもとに集まった研究会が重ねてきた研究成果として出版された書籍「患者の権利と医療の安全」をご紹介します。 本書の序章では具体的な事例から従来の法的思考を問い、第Ⅰ部では患者の権利をめぐる論点、第Ⅱ部では国際化や医療技術の発展に伴う課題の諸論点が検討され、第Ⅲ部で...

2008年1月23日
「過重労働と健康管理 よくわかるQ&A」

「医師不足」「医療の崩壊」などと叫ばれ、医療従事者の過労が社会問題となっています。そこで今回は、スペシャリストに聞く!第48回「医療機関における労務管理」でお話しいただいた木村大樹氏の新刊をご紹介します。 本書には、過重労働と健康管理の問題点が、関係行政機関による検討結果や裁判例を挙げながら、わか...

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