独立行政法人国立国語研究所で「病院の言葉を分かりやすくする提案」ホームページが開設されましたのでご紹介します。
同研究所は平成19年10月15日「『病院の言葉』委員会」を設立しました。医療従事者・患者間でうまくコミュニケーションを取ることができるなら、医療の安全・安心も高まり互いの信頼が形成されるという趣意の下、まずは、患者が誤解しそうな医療用語を調査しています。
本年10月に中間報告が発表されるとのことですが、現在は、新聞での報道内容や、アンケート調査の質問と回答が掲載されています。
調査によると、医師が「患者やその家族とコミュニケーションする際に、理解してもらうことが難しいと感じたことがある」上位の言葉は「予後」「合併症」「炎症」「腫瘍」「癌」「副作用」「化学療法」「寛解」「悪性」「エビデンス」「リスク」「抗癌剤」「様子を見る」等であるとのことです。