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■大切なこと
患者との対話の中で一番大事なことは、古臭い言葉かもしれないが、「誠意」や「真摯な態度」であろう。誰だって人の子。病院側に事故に対する真摯な態度がなければ、深く傷つき、人によっては裁判に訴えることにもなるだろう。
豊田さんは、自らの医療事故の体験、そしてこれまで関わってきたトラブルの中から、向き合うことの大切さとして次の三つの点を強調する。
- 患者さんの声に耳を傾ける(聴く)
- 相手の身になって考える(想像する)
- 対話をもつよう努力する(コミュニケーション)
いずれも基本的なことだが、だからこそ重要であり、医療提供者のみならず、すべての人が自分自身に対して再確認する必要があるのだろう。「自分の病院だけ良くなればよいという問題でもないので、自らの体験を積極的に多くの人に伝えて行きたい」と豊田さん。もちろん、これらの講演活動は、院長の厚い信頼の元で、業務の中の一つとして位置づけられている。また、これまで豊田さんが行った講演でのアンケートでは、話が聞けてよかったとする声が大多数。「やっぱりこういう活動は必要なんだなって思います」と活動の重要性を再認識している。
豊田さんの今後の活動に期待したい。
<取材を終えて>
豊田さんによると、医療事故被害者で自らの体験を語る人は少ないという。もっと、オープンな場で、被害者側と医療提供者側が語り合うべき場が必要であろう。いや、被害者側、医療提供者側という対立の考え方自体がよくないのかもしれない。両者が一体となった問題解決が期待される。この医療安全推進者ネットワークもその一助となれば幸いである。
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#豊田さんの息子が医療事故に遭遇した病院は、現在豊田さんが医療安全推進者として、働いている病院とは異なりますので、ご留意ください。
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