スペシャリストに聞く:最新記事

医療、その他の各分野のスペシャリストにインタビューしました。ヒントは様々な所に落ちているかもしれません。

2007年9月 7日
ラテックスアレルギーの予防

赤澤 晃先生 ラテックスアレルギーの予防策は講じているだろうか。病院内での医療従事者への対応、患者への対応は十分浸透しているだろうか。ラテックスアレルギーについて国立成育医療センター総合診療部の赤澤晃先生に話を伺った。 ラテックスアレルギーは、天然ゴム製品に対する即時型過敏症だ。皮膚の掻...

2007年7月 5日
「診療の構造化」の視点から、クリニカルパスの有用性を説く

写真=高瀬浩造氏 生産工程管理に用いられてきたクリティカルパスが、アメリカで医療に用いられるようになり、その手法が日本に導入されてから10年余りが経つ。日本のパスは独自に発展し、現在では、クリニカルパス(注)はインフォームドコンセントの充実、チーム医療の推進、医療事故防止などを図るうえで、大きな役...

2007年6月26日
画像支援ナビゲーションシステムによる手術リスクの軽減

現在もっともよく使われている手術支援ナビゲーションシステムは、術前もしくは術中に撮影されたCTやMRIのモニター画像上に、手術器具の先端をリアルタイムで表示し、目的部位に正しく導く画像支援ナビゲーションシステムである。目下適応は一部領域に限られているが、正確性が増し、低侵襲にて、より安全に手術を行...

2007年5月31日
無駄な副作用を排除する先進医療・抗がん剤感受性試験

近年、がん治療においては抗がん剤の役割が増えつつある。手術、放射線治療、化学(抗がん剤)療法を組み合わせる集学的治療が拡大していること。抗腫瘍効果の高い製品が相次いで発売され、ケースによっては抗がん剤の併用療法だけでなく単独療法としての期待も高いことなどの背景がある。しかし、抗がん剤療法では、効果...

2007年4月 9日
医療の質を担保するためのISO9001取得の取り組み

医療の安全・質を担保する規格には、主に日本医療機能評価機構の病院機能評価が知られているが、すべての産業に共通した質保証の規格としてはISO9001がある。そこで、今回は実際にISO9001を取得している株式会社日立製作所水戸総合病院・病院長永井庸次氏に、ISO9001の重要性やその概要についてお話...

2007年3月 5日
医療安全における分析ツールHAZOPを使った取り組み

医療安全における分析ツールはRCA、FMEA等様々なものがある。今回は、その分析ツールの一つであるHAZOP(ハゾップ:HAZard and OPerability studies)を使って実際に医療安全教育として活用している東京医科歯科大学医学部附属病院の大川淳氏(総合診療部助教授)にお話を伺っ...

2007年1月31日
e-Learningと医療安全

コンピュータ技術の発達により、昨今e-Learningが注目されている。e-Learningシステムは現場でどのように活用されているのであろうか。システムを導入・運用している横浜市立大学附属市民総合医療センターの古川政樹氏(医療情報部、教授)にお話を伺った。 e-Learningとは 横浜市立大学...

2006年12月31日
遠隔医療における現状と課題

今までの常識では診療・診察は、医師と患者が同じ場所に位置していなければならなかった。しかし、現在取り組まれている遠隔医療がさらに発展していけば、それらの問題も緩和され、医療の質も向上することだろう。そこで今回は、日本遠隔医療学会会長の村瀬澄夫氏(信州大学医学部教授)に、遠隔医療の現状と今後について...

2006年12月15日
ナノテクノロジーにおける近未来医療の可能性

医療事故と言っても様々な種類の医療事故がある。その中には、医療従事者による手技の未熟さが起因しているものもあるだろう。それらに対する対策は医療従事者の手技の向上しかないのであろうか。テクノロジーによって医療の質そのものが劇的に向上すれば、手技の問題も緩和できるのではないだろうか。そこで、今回は、東...

2006年10月31日
医療事故被害者から医療安全担当者へ

医療事故で息子を亡くした豊田郁子さん。事故から様々な出会いを経て、現在は医療安全担当者として活動している。今回の「スペシャリストに聞く!」のコーナーは、事故から豊田さんが医療安全担当者となるまでの経緯や、医療安全に対する思いを聞いた。 豊田郁子さん 事故、そして医療安全担当者へ 2003年3月、...

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