最新動向:最新記事

2006年の記事一覧

2006年12月27日
小児医療施設の安全管理

~宮城県立こども病院の取り組み~ 宮城県立こども病院は2003年11月に開院し、04年4月、05年4月と段階的に診療科を整備、現在は21診療科と160床の病床を備えた東北地方で大規模な小児専門医療施設として機能している。質の高い医療を提供するとともに、家族と一緒に過ごす、遊ぶ、学ぶなどの子どもの権...

2006年12月21日
医療の質・安全学会 第1回学術集会に出席して

医療安全推進者ネットワーク理事 医療の質・安全学会評議員 寺岡 暉(*1) 「医療の質・安全学会 第1回学術集会‐医療の質と安全をめざすパートナーシップ-」(高久史麿学会長)が、平成18年11月23日(木)、24日(金)の2日間東京ビッグサイトにおいて開催され、関係領域の専門家を含む広い分野の参加...

2006年12月20日
「腹腔鏡下手術支援システム」を開発中

千葉大フロンティアメディカル工学研究センター 千葉大フロンティアメディカル工学研究センター(略称=CFME)は、腹腔鏡下手術の安全性を高めることを目的に、腹腔鏡の映像をあたかも開腹手術のように腹部に映し出す「腹腔鏡下手術支援システム」を開発中だ。通常、腹腔鏡下手術は、ベッドサイドのモニターを見なが...

2006年12月12日
院内感染リスクを軽減する輻射式壁冷暖房を開発

医療・介護施設の居室空間には、抵抗力が低下している病人や高齢者が混在して生活する。そのためウィルス感染症などの集団感染が起こりやすく、室内の感染リスクを軽減するための対策が求められている。かなや設計(東京都墨田区)代表の金谷直政氏(一級建築士・1級福祉住環境コーディネーター)は、感染を生じにくい輻...

2006年11月21日
院内情報伝達ツールにPHS活用

東京慈恵会医科大学病院 東京慈恵会医科大学附属病院は、2004年から医療安全管理・危機管理体制整備のツールとしてPHSを活用している。院内の情報伝達のツールとしては、同院では長年ポケットベルを活用してきたが、年度末までには全てPHSに切り替わる予定だ。 医療安全管理・危機管理体制整備 慈恵会医科大...

2006年11月21日
ミニマム創内視鏡下手術

~患者に優しく医師に易しい手術~ 東京医科歯科大学泌尿器科では、1998年に「ミニマム創内視鏡下手術(PLES:Portless Endoscopic Surgery)」を開発。2006年7月31日、厚生労働省より先進医療として承認された。医療事故の多い腹腔鏡手術に替わる「低侵襲で安全な手術」とし...

2006年10月13日
ポケット版―注射薬採用一覧で安全対

埼玉医科大学病院 ヒヤリ・ハット事例の多くが医薬品に起因することが知られているが、中でも注射薬関連の事例が数多く報告されている。注射薬は、内服・外用薬に比べると効果が早く現われる半面、誤投薬による被害も重大になる可能性がある。注射薬に関連するエラーを"限りなくゼロにする"するため、埼玉医科大学病院...

2006年10月 5日
インシデントリポートのパソコンによる管理

医療スタッフは日々の現場で、数々のインシデントを経験している。安全管理の必要性が叫ばれている昨今、より効果的な対策を行うには、こうしたインシデントを数多く集めることが必要だ。しかし、忙しい医療現場から多くのレポートを集めるのは容易なことではない。両国東口クリニック(東京都墨田区)院長の大山恵子医師...

2006年9月13日
中規模病院における調剤エラー防止対策

医療法人光仁会 春日部厚生病院薬剤科 医療安全対策は全ての医療機関、医療従事者の重要な課題となっている。それぞれの施設が医療安全のために様々な対策を行っているが、その内容は施設の規模や設立主体などによって若干異なる。今回紹介する春日部厚生病院は典型的な中規模病院。資金的にも人的にも限られた状況の中...

2006年8月31日
医薬品の処方チェック用データベース

近年、医療安全に対する意識は高まりつつある。しかし医薬品の誤投与や投薬後の副作用など医薬品にかかわる医療事故は後を絶たない。こうした医療事故をどのような方法で防ぐことができるのか。対策のひとつとして、医薬品の処方チェックをするデータベースの活用が図られている。開発に取り組んできた「株式会社メソナ(...

2006年8月14日
(財)日本医療機能評価機構/医療事故防止センターの取り組み

財団法人日本医療機能評価機構・医療事故防止センター(野本亀久雄センター長)はこのほど、医療事故情報収集等事業の第5回報告書をまとめた。(※)同事業は報告義務対象医療機関ならびに参加登録申請医療機関から報告された医療事故情報等を収集・分析、提供することにより、医療機関が医療安全対策に取り組む際の有用...

2006年8月 3日
在宅での透析と安全管理

わが国の透析患者数は2005年12月31日末現在で、25万7765人に膨らんだ(日本透析医学会発表)。前年同期比で9,599人の患者が加わり、増加の一途をたどっている。多くの患者が透析を必要とする現状において、在宅で行える腹膜透析が注目されている。腎不全の進行を緩やかにしたり、患者のQOLを維持で...

2006年7月12日
神奈川県立病院の医療安全対策

9割が事故に至らないインシデント事例 医療安全に対する取り組みが各施設で行われるようになっているが、非常に高いレベルの安全対策を実施しているのが神奈川県の県立病院。県立病院では平成15年度からインシデント・アクシデントレポートを活用して、医療事故の未然防止に向けた対策を立案しているほか、今年3月に...

2006年6月20日
日帰り手術における安全管理

村井隆三院長 近年治療法の急速な進歩で、多くの病気の外科手術が日帰りで行えるようになってきている。経済的な効率化も期待できるため、今後ますますその数は増えると予想される。多くの医療機関が日帰り手術を導入するなか、いかに安全に日帰り手術を行うかが問われていくだろう。安全管理に関する著書もある「村井お...

2006年6月15日
医師会初の医療問題中立処理委員会

茨城県医師会 茨城県医師会(原中勝征会長、会員数=2594人)は今年3月、全国に先駆けて「茨城県医療問題中立処理委員会」を立ち上げた。医療事故・医事紛争・医療関係訴訟が頻発する中、医療側、患者側双方が胸襟を開いて紛争解決に向けた話し合いの場を提供することが目的。すでに5月末までに6件の申立て案件が...

2006年6月 5日
くすりの正しい服用法をサポート

子供からお年寄りまで一目でわかる絵文字(ピクトグラム) くすりの適正使用協議会の取り組み くすりの正しい飲み方や服用する上で注意しなければいけないことなどを、交通標識のような絵文字(ピクトグラム)で説明する活動が広がりつつある。薬の正しい飲み方を普及させようと製薬企業27社で構成している「くすりの...

2006年5月15日
「患者参加の医療安全」とは

「患者参加の医療安全」が注目されている。いま医療の現場ではかつてない医療安全の取り組みが進んでいるが、医療従事者・医療機関だけではなく、医療の当事者である患者を含めた医療安全の取り組みが必要ではないだろうか。 医療安全対策検討会議による「医療安全推進総合対策~今後の医療安全対策について~」(200...

2006年4月21日
インフォームドコンセント、書式改訂の進め方

インフォームドコンセントの書式整備が、医療機関運営上の重要性を増しつつある。現場の担当者らが試行錯誤しながら作ってきた雛形をコピーして使いまわしているのが実情だろうが、はたしてその中身、役割を十分果たしているか、チェックしたことがあるだろうか? 病院を挙げてのインフォームドコンセントの書式一斉改訂...

2006年4月10日
シミュレーション・ラボセンター 虎の門病院分院にオープン

全国で34病院を運営する国家公務員共済組合連合会は、所属する病院の共済医学会共同事業としてシミュレーション・ラボセンターを虎の門病院分院(川崎市高津区)に設立、4月1日から運用を開始した。医療の質と安全の向上を目的にしたもので、指導員が常駐する医療安全のための研修センターは大学病院以外では初めての...

2006年3月20日
オープンクリニックで"手の内"見せ合い質向上につなげる

「患者様の安全には十分に取り組んでいます」「それで十分となぜ言えるの?」――。医療安全に限らない話だが、客観的な指標を立てにくい分野の自己評価は難しい。特に、スタッフ数人規模のクリニックでは、他院との情報交換をする機会もあまりなく、質向上に向けた努力も自己満足に陥りがちだ。この開業医のジレンマを補...

2006年3月13日
高度情報化薬局における医療安全対策

今国会に提案されている医療法改正案では、医療安全対策の一層の充実を図る観点から現在、病院・有床診療所に義務付けられている医療安全確保体制を、無床診療所・歯科診療所・助産所・薬局にも広げることが盛り込まれた。従来、薬局では調剤過誤防止対策を中心に医療安全に取り組んできたところだが、法律で義務化される...

2006年3月 1日
毎日のヒヤリハット会議、利点はスピードと決断力

院内の医療安全対策に欠かせないヒヤリハット事例の検討会。医療安全担当者が月1回など定期的に集まっている医療機関は多いが、それを幹部級で毎日行う諮問会議にしてしまったのが独立行政法人国立病院機構呉医療センター(広島県呉市、700床)だ。各部署の決定権を持ったトップが集まるから決断と実行が速い。さらに...

2006年2月14日
多種多様な臨床検査、特色踏まえた安全対策をきめ細かに実施

昨秋、国立がんセンター中央病院で起きた検体取り違え事故(注)は、医療安全対策における臨床検査部門のウェイトが増していることを改めて示した。診療部や看護部、薬剤部とは異なる検査部の業務の特色をどうとらえ、安全対策に取り組んでいったら良いのか。北里大学病院(神奈川県相模原市)臨床検査部門(棟方伸一技師...

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