最新動向:最新記事

医療安全に対する方法論は日進月歩、観点は十人十色です。ここでは医療現場の最新の動向を紹介します。

2006年3月 1日
毎日のヒヤリハット会議、利点はスピードと決断力

院内の医療安全対策に欠かせないヒヤリハット事例の検討会。医療安全担当者が月1回など定期的に集まっている医療機関は多いが、それを幹部級で毎日行う諮問会議にしてしまったのが独立行政法人国立病院機構呉医療センター(広島県呉市、700床)だ。各部署の決定権を持ったトップが集まるから決断と実行が速い。さらに...

2006年2月14日
多種多様な臨床検査、特色踏まえた安全対策をきめ細かに実施

昨秋、国立がんセンター中央病院で起きた検体取り違え事故(注)は、医療安全対策における臨床検査部門のウェイトが増していることを改めて示した。診療部や看護部、薬剤部とは異なる検査部の業務の特色をどうとらえ、安全対策に取り組んでいったら良いのか。北里大学病院(神奈川県相模原市)臨床検査部門(棟方伸一技師...

2006年1月27日
ICカードで不審者侵入防止、管理コスト削減効果も

「次はうちかもしれない」―。今年正月早々、仙台市・光ヶ丘スペルマン病院で起こった乳児連れ去り事件(注1)は、病院が犯罪のターゲットになりうる現状を浮き彫りにし、医療関係者を震撼させた。米国では、病院で起きる乳児誘拐も「医療事故」ととらえられ、不審者侵入対策が勧められているが、日本では"病院は開かれ...

2006年1月16日
38労災病院に共通チェックシート、相互審査の取り組みも

医療安全対策の点検に自己診断チェックシートを用いる病院は少なくないが、自院の対策が他院と比べてどの程度できているのか、あるいは不十分なのかを知る手立てはなかなかない。全国38か所の労災病院の本部である独立行政法人労働者健康福祉機構(神奈川県川崎市)は、2005年4月に全病院共通の「医療安全チェック...

2005年12月22日
新人看護師のインシデント報告を分析し、研修に反映

新人の仕事にミスはつきもの。そこから重大な事態が発生するのを防ぎ、リスクを感知できる能力の養成につなげていくのは上司や先輩の仕事になるが、めまぐるしい看護部の業務の中で、時宜に適った教育を行うのは正直なかなか難しい。横浜栄共済病院(横浜市栄区、455床)http://www.yokohamasak...

2005年12月 9日
医療版デミング賞「医療の質奨励賞」第1号が決定

文部科学省の外郭団体・財団法人日本科学技術連盟(日科技連)が設立した「医療の質奨励賞」の第1回受賞に、済生会横浜市南部病院(横浜市港南区、500床)が選ばれた。産業界「デミング賞」の病院版奨励賞という位置づけだ。安全な医療提供に向けた組織的な取り組み、また地域医療支援の充実などが高く評価された。 ...

2005年11月28日
CT造影剤副作用への危機認識、分析踏まえて個人差なくす

コンピュータ断層撮影(CT)検査では、造影剤使用に伴う副作用が100人に3人ほど発生する。かゆみなどの軽微な症状がほとんどだが、まれには死亡例も起こりうる。副作用は避けられないが、緊急事態に迅速・的確に対応する体制を作ることは可能だ。石心会狭山病院(埼玉県狭山市、349床)http://www.s...

2005年11月14日
人工呼吸器管理チャート表を医師と看護師で二重チェック

人工呼吸器をめぐる事故が相次いでいる。背景にあるのは、患者数の増大や機器の多様化、そして在宅療養と入院を行ったり来たりする患者の増加による管理の複雑化だ。入院・在宅あわせて常時80台あまりの人工呼吸器を管理する都立神経病院http://tmnh.jp/(東京都府中市、304床)では、院内に「呼吸器...

2005年10月27日
スライドで患者の疑問に即応、インフォームド・コンセントの質高める

患者への十分な説明が医療安全にも資することは論を待たないが、限られた診療時間の中で、患者の理解と納得の得られる説明をどう行うかは医療者が頭を悩ますところだ。虎の門病院(東京都港区、894床)http://www.toranomon.gr.jp/ 乳腺・甲状腺科の鈴木規之医長は、乳がん診療のための説...

2005年10月12日
介護職による医療行為の実態と研修がもたらす効果

ホームヘルパーなど介護職が医療行為を行うのは違法である。だが、介護職の9割が何らかの医療行為を行っており、5人に1人は医療事故の経験があるという。十分な教育を受けないまま、医療行為の怖さを知らずに行っている実態もある。だが、正しい知識を身に付けることで、医療行為に対する認識が変化するという調査結果...

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