最新動向:最新記事

医療安全に対する方法論は日進月歩、観点は十人十色です。ここでは医療現場の最新の動向を紹介します。

2007年2月22日
専従医療安全管理者の活動

松波総合病院・川崎艶子さん 医療安全管理者―。病院全体の医療安全推進活動を進める安全対策を企画・立案、推進、実行する担当者である。2006年の診療報酬改定で「医療安全対策加算」が新設されたこともあって、医療安全管理者の存在がクローズアップされている。ここでは専従の医療安全管理者として試行錯誤を重ね...

2007年1月31日
「離島・へき地の医師不足対策」

~長崎県離島・へき地医療支援センター~ 数多くの離島を抱え、医師の偏在に悩む長崎県では、40年前からへき地の医師不足の問題に取り組んできた。平成16年には「長崎県離島・へき地医療支援センター」を設立。公務員の身分保障をするなど独自のシステムのドクターズバンク事業を推進し、成果を上げている。 長崎県...

2006年12月27日
小児医療施設の安全管理

~宮城県立こども病院の取り組み~ 宮城県立こども病院は2003年11月に開院し、04年4月、05年4月と段階的に診療科を整備、現在は21診療科と160床の病床を備えた東北地方で大規模な小児専門医療施設として機能している。質の高い医療を提供するとともに、家族と一緒に過ごす、遊ぶ、学ぶなどの子どもの権...

2006年12月21日
医療の質・安全学会 第1回学術集会に出席して

医療安全推進者ネットワーク理事 医療の質・安全学会評議員 寺岡 暉(*1) 「医療の質・安全学会 第1回学術集会‐医療の質と安全をめざすパートナーシップ-」(高久史麿学会長)が、平成18年11月23日(木)、24日(金)の2日間東京ビッグサイトにおいて開催され、関係領域の専門家を含む広い分野の参加...

2006年12月20日
「腹腔鏡下手術支援システム」を開発中

千葉大フロンティアメディカル工学研究センター 千葉大フロンティアメディカル工学研究センター(略称=CFME)は、腹腔鏡下手術の安全性を高めることを目的に、腹腔鏡の映像をあたかも開腹手術のように腹部に映し出す「腹腔鏡下手術支援システム」を開発中だ。通常、腹腔鏡下手術は、ベッドサイドのモニターを見なが...

2006年12月12日
院内感染リスクを軽減する輻射式壁冷暖房を開発

医療・介護施設の居室空間には、抵抗力が低下している病人や高齢者が混在して生活する。そのためウィルス感染症などの集団感染が起こりやすく、室内の感染リスクを軽減するための対策が求められている。かなや設計(東京都墨田区)代表の金谷直政氏(一級建築士・1級福祉住環境コーディネーター)は、感染を生じにくい輻...

2006年11月21日
院内情報伝達ツールにPHS活用

東京慈恵会医科大学病院 東京慈恵会医科大学附属病院は、2004年から医療安全管理・危機管理体制整備のツールとしてPHSを活用している。院内の情報伝達のツールとしては、同院では長年ポケットベルを活用してきたが、年度末までには全てPHSに切り替わる予定だ。 医療安全管理・危機管理体制整備 慈恵会医科大...

2006年11月21日
ミニマム創内視鏡下手術

~患者に優しく医師に易しい手術~ 東京医科歯科大学泌尿器科では、1998年に「ミニマム創内視鏡下手術(PLES:Portless Endoscopic Surgery)」を開発。2006年7月31日、厚生労働省より先進医療として承認された。医療事故の多い腹腔鏡手術に替わる「低侵襲で安全な手術」とし...

2006年10月13日
ポケット版―注射薬採用一覧で安全対

埼玉医科大学病院 ヒヤリ・ハット事例の多くが医薬品に起因することが知られているが、中でも注射薬関連の事例が数多く報告されている。注射薬は、内服・外用薬に比べると効果が早く現われる半面、誤投薬による被害も重大になる可能性がある。注射薬に関連するエラーを"限りなくゼロにする"するため、埼玉医科大学病院...

2006年10月 5日
インシデントリポートのパソコンによる管理

医療スタッフは日々の現場で、数々のインシデントを経験している。安全管理の必要性が叫ばれている昨今、より効果的な対策を行うには、こうしたインシデントを数多く集めることが必要だ。しかし、忙しい医療現場から多くのレポートを集めるのは容易なことではない。両国東口クリニック(東京都墨田区)院長の大山恵子医師...

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