医療判決紹介:最新記事

2019年の記事一覧

2019年1月10日
選択の視点【No.374、375】

今回は、手術に伴う麻酔に関して病院側の責任が認められた事案を2件ご紹介します。 No.374の事案では、患者遺族は、小児骨折について医師が観血的手術選択した点も過誤である旨主張しました。しかし、裁判所は、左前腕橈骨尺骨の二本が骨端において完全骨折したもので、骨端骨折には速やかな整復が求められること、...

2019年1月10日
No.375 「子宮筋腫手術の前後に発症した脊髄クモ膜下出血により半身不随となった事故につき、麻酔科医に手術中止を申し出るべき義務違反を認めた地裁判決」

名古屋地方裁判所平成7年8月28日判決 判例タイムズ919号220頁 (争点) 麻酔科医の注意義務違反の有無 A医師の過失とXの後遺症との間の相当因果関係の有無 (事案) 昭和57年、X(昭和5年生まれの女性)は、A産婦人科で受診し、子宮筋腫との診断を受けたもののそのまま放置していたが、昭和59年1...

2019年1月10日
No.374 「骨折治療のため観血的整復手術を受けた女児が、局所麻酔薬中毒を原因とする全身痙攣による酸素供給不足が原因となって死亡。麻酔薬投与と全身痙攣発症後の処置につき医師の過失を認めた地裁判決」

静岡地方裁判所富士支部平成元年1月20日判決 判例タイムズ704号252頁 (争点) 局所麻酔薬の投与等についての過失の有無 全身痙攣発症後の処置についての過失の有無 (事案) A(事故当時小学校5年生・11歳の女児)は昭和60年6月15日午後3時30分頃(以下、特別の記載のない限り同日のこととする...

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