医療判決紹介:最新記事

2023年の記事一覧

2023年12月 8日
選択のポイント【No.492、493】

今回は、誤挿入につき、病院側の責任が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.492の事案では、患者側は、本件事故による恐怖や不安によって苦しみ続け、その影響で体調不良が続き、いまだ居酒屋の仕事に復帰できない状況が続いていると主張しましたが、裁判所は、事故の態様や、事故後の病院の対応を考慮すれば、...

2023年12月 8日
No.493「経鼻胃管カテーテルを誤挿入し、先端が胃に届いていないまま栄養剤等が注入され、患者に誤嚥性肺炎が生じて死亡したことにつき、病院の損害賠償責任が認められた地裁判決」

大阪地方裁判所令和3年2月17日 判例時報2506号・2507合併号  53頁 (争点) 医師が患者を誤嚥性肺炎と診断してそれに適した治療をすべき義務に違反したか否か 医師は、チューブが胃内に到達しているか確認すべき義務に違反したか否か *以下、原告3名を◇1~◇3、被告を△と表記する。 (事案) ...

2023年12月 8日
No.492「注腸造影検査の際に、国立病院の看護師により肛門に挿入すべきカテーテルを誤って膣に挿入され、膣にバリウムが注入される。国立病院に慰謝料の支払を命じた地裁判決」

東京地方裁判所平成14年2月20日 第一法規法情報総合データベース (争点) 慰謝料額 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) 平成11年3月24日、◇(昭和12年生まれの女性・夫とともに飲食店経営)は交通事故により右大腿骨頚部骨折の傷害を負って、Q総合病院に入院し、同月29日、国である△...

2023年11月10日
選択のポイント【No.490、491】

今回は、帝王切開手術の遅れに関して、病院の責任が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.490の事案では、帝王切開の既往のある妊婦に対する陣痛促進剤オキシトシンの投与についても、争点となりました。 そして、裁判所は、過強陣痛による子宮破裂や胎児仮死を招く危険性があることから、分娩を担当する医師は...

2023年11月10日
No.491「出生した女児に重症新生児仮死及び低酸素性虚血性脳症による脳性麻痺・体幹機能障害が発生。胎児機能不全を窺わせるCTG所見にも拘わらず、帝王切開が遅れたとして、病院の責任を認めた高裁判決」

大阪高等裁判所令和3年12月16日判決 判例時報2559号5頁 (争点) 適切な時期に帝王切開の実施を決定しなかった注意義務違反があったか否か *以下、原告及び被控訴人を◇、被告及び控訴人を△と表記する。 (事案) ◇3は、東京都内に在住していたが、里帰り出産を希望して、平成22年(以下、特に断らな...

2023年11月10日
No.490「帝王切開既往歴のある妊婦が分娩中に子宮破裂により死産。医師が夜間不在のため対応できなかったことにつき病院の債務不履行を認めた事案」

東京方裁判所平成2年3月12日判決 判例タイムズ734号210頁 (争点) △に診療義務違反があったか否か *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇1(第一子を経腟分娩ながら5時間もかかる難産、第二子は帝王切開手術により分娩。いずれも他の医院)は、昭和58年5月16日、第三子出産のため、...

2023年10月10日
選択のポイント【No.488、489】

今回は、造設手術に関連して、病院側の責任が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.488の事案では、病院側は、患者のストーマの陥没は、造設手術後、患者の体重が51kgから53kgに増加したことや、患者の老齢化による体型の変化による旨主張しました。しかし、裁判所は、造設手術後に患者の診療を行った大...

2023年10月10日
No.489「患者が開腹による胃瘻造設術を受けた後に死亡。医師に手術の危険性についての説明義務違反を認めた地裁判決」

千葉地方裁判所平成31年1月25日判決 医療判例解説84号32項 (争点) 患者の死因 手術の危険性について医師に説明義務違反があったか否か 医師の説明義務違反と患者の死亡との間の相当因果関係の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) △医療法人社団の開設・運営する医院(入院設備はない...

2023年10月10日
No.488「71歳患者に対し術前ストーマサイトマーキングを行わず、陥没型ストーマが造設され、自己管理が困難に。医師の過失を認めた地裁判決」

東京地方裁判所平成11年5月31日 判例タイムズ1009号223頁 (争点) 術前ストーマサイトマーキングを怠った医師の過失の有無 突出型ストーマを造設しなかった医師の過失の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇(大正11年生まれの女性・精神科の医師)はページェット病に罹患してい...

2023年9月 8日
選択のポイント【No.486、487】

今回は、検査に関連した誤診について、医師の過失が認められた裁判例を2件ご紹介いたします。 No.486の事案では、病院側は、2回の診察時に子宮外妊娠の診断に必要不可欠とされているhCG検査を実施した旨主張しました。 しかし、裁判所は、2回の診察の際に作成されたカルテにはいずれもhCG検査を実施した旨...

2023年9月 8日
No.487「カテーテルアブレーション手術中に患者が急性心タンポナーデを発症しその後死亡。自然に発生した発作時における心電図を記録して心房細動を確認しないまま、心房細動と確定判断した医師の過失を認めた高裁判決」

東京高等裁判所令和2年12月10日判決 判例時報2490号11頁(原審 横浜地方裁判所横須賀支部平成30年3月26日判決) (争点) 心房細動と診断できる所見がないにもかかわらず、カテーテルアブレーション手術を実施した過失の有無 *以下、原告(控訴人)を◇、被告(被控訴人)を△と表記する。 (事案)...

2023年9月 8日
No.486「子宮外妊娠による左卵管破裂を卵巣機能不全等と誤診。誤診がなかった場合よりも過大な手術痕が残ったこと等につき、慰謝料の支払いを命じた地裁判決」

東京地方裁判所平成5年8月30日判決 判例時報1503号108頁 (争点) △2医師が、◇の症状を子宮外妊娠と診断せず、骨盤腹膜炎や卵巣機能不全と診断したことに関する過失の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇(昭和39年生まれの女性・未婚)は、腹部痛が激しくなり、平成元年(以下...

2023年8月10日
選択のポイント【No.484、485】

今回は、医師の判断(手術方法選択や薬剤投与方法)につき、過失が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.484の事案では、病院側は、バッシーニ法を選択した理由として、(1)これまでの小児鼠径ヘルニア手術例のうち約3分の1についてはバッシーニ法を採用してきたが、本件以前の手術で睾丸萎縮等の合併症を惹...

2023年8月10日
No.485「内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)を受けた患者が低酸素脳症に陥る。鎮静剤であるミダゾラムを側管注法で投与したことに対して、医師の過失が認められた事案」

神戸地方裁判所令和3年9月16日判決 判例時報2548号43頁 (争点) △病院の医師らが鎮静剤であるミダゾラム10mgを側管注法で投与したことに過失または注意義務違反があるか *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇(本件手術当時46歳の女性。専業主婦。身長157cm、体重72.7kg...

2023年8月10日
No.484「先天性外鼠径ヘルニア根治手術で医師の手術方法選択に関する過失が認められた地裁判例」

東京地方裁判所八王子支部 平成元年11月17日判決 判例タイムズ712号221頁 (争点) 手術方法選択の裁量の範囲を逸脱し、医師として過失があったか否か *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇(昭和53年8月29日生まれの男児)は、昭和53年10月19日から△社会福祉法人の経営する病...

2023年7月10日
選択のポイント【No.482、483】

今回は、歯科医師の過失が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.482の事案では、判例時報2428号61頁に掲載された一審判決とその解説も参考にしました。 この事案で、一審は、歯科医師はあくまでも治療期間の目安として1年間と説明したものであり、全く医学的根拠を欠くものではないことを考慮すると、歯...

2023年7月10日
No.483「インプラント手術で神経損傷。歯科医師に術前検査を怠った過失を認めた地裁判決」

大津地裁令和4年1月14日判決 判例時報2548号38頁 (争点) 歯科医師に術前検査を怠った過失があるか *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇(平成2年生まれの女性)は、平成26年11月20日、△歯科医院(△医療法人が設置運営しており、△歯科医師が△医療法人の代表者理事長をつとめて...

2023年7月10日
No.482「歯列矯正の治療期間に関する歯科医師の説明義務違反を認めて、患者への損害賠償を命じた高裁判決」

東京高等裁判所 令和元年11月13日判決 ウエストロージャパン (争点) 治療期間に関する説明義務違反の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇(昭和43年生まれの女性)は、平成24年頃、顎関節症の治療及び矯正治療を受けたいと考えていた。当時、◇は44歳であり、海外に長期滞在をする...

2023年6月 9日
選択のポイント【No.480、481】

今回は、腰椎穿刺に関連して、医師の過失が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.480の事案では、損害の算定にあたり、裁判所は、患者は、両下肢の不全麻痺、知覚障害と直腸膀胱障害があり、独立歩行や自力排泄が困難であって付添看護が必要な状態にあり、これらの神経障害自体の回復の可能性はほとんどないこと...

2023年6月 9日
No.481「腰椎穿刺による髄液ドレナージ施行後、患者が大後頭孔ヘルニアを惹起して死亡。医師の損害賠償責任を認めた地裁判決」

横浜地方裁判所 平成11年7月30日判決 判例タイムズ1051号293頁 (争点) 患者の死因 腰痛穿刺による髄液持続ドレナージを施行した過失の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) A(死亡当時大学3年生の21歳男性)は、平成7年1月25日、△医師が開設する△病院に外来し、発熱、頭...

2023年6月 9日
No.480「国立病院で、患者の血液検査結果を見落として、血友病に気づかず腰椎穿刺した結果、患者の両下肢に弛緩性対麻痺が生じた。病院医師らの過失を認めた地裁判決」

山口地方裁判所下関支部 平成6年1月24日判決 判例タイムズ844号220頁 (争点) 腰椎穿刺と弛緩性対麻痺との因果関係 血液検査結果の異常数値を見落として腰椎穿刺を実施した医師の過失の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇(本件当時生後8ヶ月の男児)は、昭和63年2月11日、...

2023年5月10日
選択のポイント【No.478、479】

今回は、医師が手術を行うべき義務に違反したと認定された裁判例を2件ご紹介します。 No.478の事案で、病院側は、開腹手術自体が身体に対する侵襲である以上、腹膜刺激症状があり、CTで血行障害の所見が得られた場合などでなければ、絞扼性イレウスの疑いを理由とする開腹手術の適応は生じないなどと主張しました...

2023年5月10日
No.479「手術後に患者が敗血症(小腸絞扼性イレウスを発症して穿孔し、汎発性化膿性腹膜炎に罹患したことによる)で死亡。医師に、患者の絞扼性イレウスを疑うべきであったのに看過した過失を認めた地裁判決。」

福岡地方裁判所久留米支部 平成27年9月4日判決 第一法規法情報総合データベース (争点) 絞扼性イレウスの発症時期 医師の過失の有無 医師の過失と患者死亡との間の因果関係の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) A(死亡時63歳・英語塾経営の女性)は、平成21年4月6日午前9時頃か...

2023年5月10日
No.478「絞扼性イレウスで患者が死亡。大学病院の医師に、直ちに開腹手術を行うべき義務違反を認めた地裁判決」

東京地方裁判所 平成18年5月31日判決 判例タイムズ1244号268頁 (争点) 開腹手術義務違反の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) A(死亡当時69歳の男性)は、平成15年2月13日、△学校法人が開設する△大学医学部附属△病院(以下、△病院という)において、胃癌に対する幽門...

2023年4月 7日
選択のポイント【No.476、477】

今回は、検査における医師の義務違反が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.476の事案で、裁判所は、危険発生を予見したり、結果を回避することが必ずしも確実、容易ではなく、通常期待される問診や観察義務を尽くしたとしても、その予見や結果の回避には困難を伴う本件のような場合にあっては、医師としては、...

2023年4月 7日
No.477「エコーガイド下での経皮的肝生検を受けた患者が、肺の誤穿刺により生じた脳の空気塞栓症を原因として高次脳機能障害、左片麻痺の後遺障害を負う。医師の注意義務違反を認めた地裁判決」

東京地方裁判所 令和2年1月23日判決 医療判例解説86号129頁 (争点) 肺の誤穿刺の原因 医師の注意義務違反の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇1(本件肝生検時61歳の女性。平成27年6月28日の健康診断時点で身長142.1cm、体重98.9Kg、BMIが48.9の極度...

2023年4月 7日
No.476「胃内視鏡検査の前処置として注射を受けた患者がアナフィラキシーショックで死亡。医師の問診、観察義務違反及び説明義務違反を認めた地裁判決」

福岡地方裁判所小倉支部 平成15年1月9日判決 判例タイムズ1166号198頁 (争点) 胃内視鏡検査における問診、観察義務違反及び説明義務違反の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) A(死亡当時23歳の会社員女性)は、平成10年1月16日、食後に心窩部痛、腹痛があるとの訴えで、△...

2023年3月10日
選択のポイント【No.474、475】

今回は、転倒事故により骨折し手術を受けた患者について、医師に骨折手術後の治療につき過失が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.474の事案は、原告(患者)の左足壊死の直接的かつ主要な原因とみられる前脛骨動脈及び後脛骨動脈の損傷は、原告が無免許でオートバイを運転中にマンホールの上で転倒するという...

2023年3月10日
No.475「自転車の転倒事故で右足関節を脱臼骨折した患者に、骨折手術後に右足関節の用を廃する等の後遺障害が残存。医師に骨折手術後の創部感染に対する早期の診断及び治療を怠った過失を認めた地裁判決」

名古屋地方裁判所 平成27年9月16日判決 医療判例解説61号 88頁 (争点) 骨折手術後の創部感染に対する早期の診断及び治療を怠った過失の有無 因果関係 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇(事故当時45歳のT国籍男性・料理店経営)は、平成20年9月30日(以下、特段の断りのない...

2023年3月10日
No.474「交通事故による骨折で入院後、患者の左足が壊死し切断。医師に血管損傷の存在を看過した過失があるとした地裁判決」

東京地方裁判所平成4年7月31日判決 判例タイムズ804号164頁 (争点) 左足壊死の原因 医師の過失の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) 昭和55年3月6日、◇(事故当時16歳の男子高校生)は、無免許でオートバイを運転中にマンホールの上で転倒(以下、「本件事故」という。)し、...

2023年2月10日
選択のポイント【No.472、473】

今回は、肺癌治療について病院側の過失が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.472の事案では、放射線治療による放射線脊髄症発症について病院側の過失が認められました。 その上で、損害について、裁判所は、放射線治療による癌の完治率は2割程度であり、適切な照射方法を採用した場合に、癌の再発の可能性が...

2023年2月10日
No.473「右肺の呼吸機能が不十分であったのに、治療法の適応を誤った過失により肺癌患者の左肺全部摘出手術を行った結果、患者の死期が早まったとして、慰謝料500万円が認められた地裁判決」

東京地方裁判所平成13年2月27日判決  判例タイムズ1124号241頁 (争点) 治療法の適応を誤った医師の過失により、患者の死期が早まった事案における損害算定 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) A(妻と成人の子がいて、仕事もしていた男性)は、平成9年7月ころ、咳の自覚症状があった...

2023年2月10日
No.472「肺癌患者に放射線治療を行ったが放射線脊髄症を発症して患者が死亡。国立病院の担当医に、脊髄への照射を回避すべき措置を怠った過失があるとした地裁判決」

東京地方裁判所平成7年9月22日判決 判例タイムズ916号192頁 (争点) 1回目及び2回目の放射線治療の方法に過失があるか否か *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) A(昭和7年生まれ・平成4年の死亡時60歳の女性・主婦)は、昭和59年5月22日、国(△1)の設置・経営する病院(以下...

2023年1月10日
選択のポイント【No.470、471】

今回は、検査・検診における医師の過失・義務違反について、病院側の責任が認められた裁判例を2件ご紹介します。 No.470の事案では、医師の過失と、出生児の障害についての因果関係も争点となりました。 この点につき、裁判所は、医師が正確に妊婦の風疹罹患を判定して伝えていたとしても、出生児の障害は回避でき...

2023年1月10日
No.471「乳がん検診を受け、異常なしと診断された女性が、その後、右乳頭腺管がんの診断を受け死亡。医師の乳がん検診に係る覚知義務・要精検義務の債務不履行(義務違反)を認めたが、義務違反と死亡との因果関係は否定し、慰謝料と弁護士費用のみ損害賠償を認めた高裁判決」

広島高等裁判所岡山支部令和3年1月28日判決 医療判例解説2022年8月号(第99号)14頁 (争点) 14年乳がん検診における覚知・要精検義務違反の有無 *以下、原告及び控訴人を◇、被告及び被控訴人を△と表記する。 (事案) A(死亡当時64歳の女性)は、U市の自治体検診として△協同組合の設置する...

2023年1月10日
No.470「医師が風疹に罹患した妊婦につき、風疹抗体価の再検査指示を出さず風疹罹患の可能性を否定し、先天性風疹症候群による障害を負った子が出生。医師の過失を認めて慰謝料の支払を命じた地裁判決」

前橋地方裁判所平成4年12月15日判決 判例タイムズ809号189頁 (争点) 風疹罹患の看過に関する医師の過失の有無 *以下、原告を◇、被告を△と表記する。 (事案) ◇1は、昭和63年7月21日、地方自治法に基づく一部事務組合である△1の開設する総合病院(以下、「△病院」という。)を受診し、まず...

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