医療判決紹介:最新記事

2021年の記事一覧

2021年1月 8日
選択の視点【No.422、423】

今回は、乳がんの診断・治療に関して病院側の過失が認められた事例を2件ご紹介します。 No.422の事案では、裁判所は、担当医師が骨転移のみを念頭におき、他の再発型式を全く考えず、骨シンチの結果により骨転移が否定されると過育症を疑い、胸部の腫瘤が明らかになった時点においても生検を実施せず、約2ヶ月にわ...

2021年1月 8日
No.423 「乳がんが進行し、両乳房を全部切除するに至ったのは、医師が精密検査をすべき義務を怠ったからだとして、病院側に損害賠償を命じた地裁判決」

千葉地方裁判所平成22年10月29日判決 ウェストロー・ジャパン (争点) 本件診察において精密検査をすべき義務を怠った医師の過失の有無 (事案) X(本件第1回診察時53歳の女性)は、平成14年末ころから右乳房のしこりが気になったため、平成15年1月14日Y医療法人の開設する病院(以下、「Y病院」...

2021年1月 8日
No.422 「乳がんが再発した患者が死亡。再発の発見が遅れた医師の過失があるとして、病院側に延命利益の喪失による慰謝料の支払いを命じた地裁判決」

東京地方裁判所平成8年10月21日判決 判例タイムズ939号210頁 (争点) 病院医師らに、乳がんの再発を発見するのが遅れた過失があったか否か 因果関係の有無 (事案) A(昭和19年生まれの女性、死亡時48歳)は、昭和60年1月17日、勤務先の定期検診で右乳房にしこりがある旨指摘され、同年2月2...

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