医療判決紹介:最新記事

医療関連訴訟の判例・裁判例からは多くを学べます。彼らは何故勝訴し、何故敗訴したのでしょう。

2003年10月 3日
No.4 「乳房手術で説明義務違反を認定」

平成15年3月14日 東京地方裁判所判決 (争点) 単純乳房切除術は原告の症状には過大な措置であったかどうか 被告の説明について過失があったか 原告の被った損害額 (事案) 原告(平成4年7月当時48歳)は、平成4年5月以降、右乳房の分泌やしこりの診察・治療を目的として、被告病院乳腺外科を受診した。...

2003年10月 3日
No.3 「臨床試験を説明せず、自己決定権の侵害」

平成15年2月17日 金沢地方裁判所判決 (争点) 患者が本件クリニカルトライアルに症例登録され、その実施要領(プロトコール)に基づく化学療法を受けたか 患者を本件クリニカルトライアルに症例登録することにつき、被告病院の医師には、これを説明して同意を得る義務があったか 慰謝料金額 (事案) 平成9年...

2003年10月 3日
No.2 「右手人差し指を切断、説明義務を怠った」

平成15年2月14日前橋地方裁判所判決 (争点) 本件手術が不適切なものであったか 治療が不適切なものであったか 被告病院の医師らに説明義務違反があったか 被告病院の医師らに転院義務違反があったか 前記1から4の各事情と原告が指を切断したこととの間に因果関係があるか 被告病院は、原告が指の切断に際し...

2003年10月 3日
No.1 「糖尿病性下肢壊死で足首切断、一審判決を減額修正」

平成15年1月29日広島高等裁判所松江支部判決 (争点) 医師の注意義務違反の有無 注意義務違反と左足関節部切断との因果関係の有無 損害及びその額 寄与度、過失相殺 (事案) 被控訴人(患者)は平成8年1月、左足指の治療のため、控訴人(病院)の医師の診察を受け、糖尿病性壊疽の診断を受け、通院治療(包...

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